【初心者】株と債券は何が違う?どっちがいいの?

債券

債券

どちらもよく聞くけど、結局どっちがいいのか。

この記事では、株と債券を徹底比較し、どっちが投資に向いているのかを解説していきます!

そもそも株ってなに?」と思う方はまずはこちらを読んでみてください!

【株ってなに?】株式投資のメリット・デメリットを初心者向けに丁寧に解説

一目で徹底比較!

まずは、表にまとめてみました。

債権
リターン大きい小さい
リスク大きい小さい
初期費用高い低い
元本保証なし様々
景気の影響受ける受けない
難しさ難しい簡単

それでは、一つづつ説明していきます。

リターン

リターンは、株の方が大きいです。

その理由は主に2つあります。

一つ目は、株には最低売買単位(100株)があるからです。

これはつまり、株を買うときは、一度に100株づつ買わなければいけないということです。

例えば、一株1000円の株を買う場合、最低でも1000円×100株=10万円を買わなければいけないのです。

こうなれば当然、リスク大きくなる分得られるリターンも大きくなります

二つ目の理由は、利益の上げ方です。

株投資から得られる主な利益は売却益です。買った株を売ったときに、最も大きな利益を得られるのです。(配当などから得られる収入は少ないです。)

一方で、債券には満期(債券を保有する期間)が決まっており、基本的には満期まで保有します。

なぜなら、債券を途中で売るときは、手数料がかかってしまうため、その分手元にお金が残らない可能性があるからです。

満期まで保有すれば、買ったときにもともと決められていた金額(額面価額)で買い取ってくれるのです。

ですが、ほとんどの場合、株の売却益>債券の額面価額であるため、株の方が債券よりも多くのリターンを得られるのです。

※どちらの場合も、株や債券を保有している間にもらうことが出来る配当金(分配金)は少額であるため(若干株の方が多いかも…)、比較対象には入れませんでした。

リスク

リスクは債券の方が小さいです。

先ほど説明した通り、株の主な利益源は売却益です。

自分が買った株の株価(株の値段)が高いときにその株を売れば、大きな利益を出すことが出来ます。

しかし一方で、もし株価が下がっていたときに株を売ってしまうと、利益どころか損失すら出してしまう可能性もあります。

それに比べて、債券の場合、満期まで保有するので、株のような価格変動リスクが存在しません

しかし、どちらも場合も株や債券を発行している企業が破綻してしまうと、株の場合は株価が大幅に下落してしまったり、債券の場合は満期まで保有していたとしても換金できなくなる可能性はあります。(このリスクはどちの場合にもあるため、比較対象には入れませんでした。)

債券の中でも国債(国が発行している債券)の場合は、国が破綻することはほぼないため、国債のリスクはもっと低いです。(その代わりリターンは普通の債券よりももっと小さいです)

初期費用

初期費用は、断然債券の方が安いです。

の場合、リターンの説明のときにも述べた通り、最低売買単位があります。

そのため、例えば一株1000円の株を買いたいとき、最低でも10万円が必要になるのです。(例外的に、もっと少額から買うことが出来る株も売られています。)

その一方で、債券には最低売買単位がないため、少額から買うことが出来ます

元本保証

元本保証とは、どれだけ投資で損失を出しても、最初に投資に使ったお金(株や債券などを買ったお金)は返還されるという制度です。

この制度は、定期預金や個人向け国債などには適用されますが、株やほとんどの債券にはありません

個人向け国債について詳しく知りたい方は、こちらを読んでみてください!

個人向け国債は「やめとけ」その理由は?【初心者】

景気の影響

景気は、株に大きな影響を与えます

なぜなら、景気の状況(インフレ・デフレ)に応じて株価は大きく変動するからです。

インフレ・デフレについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください!

インフレ・デフレとは?どっちがいい?仕組みと影響をわかりやすく解説

その一方で、債券の場合、満期まで保有すれば決められた金額で換金することが出来るので景気の影響を受けません

変動金利(景気によって変動する金利)の株や債券は、配当金・分配金が景気によって上下します

難しさ

難易度でいうと、株の方が圧倒的に難しいです。

なぜなら、株を売るタイミング(株価が上がったタイミング)を見計らう必要があり、それが非常に難しいからです。

一方、債券は満期まで保有するのであれば、債券を発行している企業の経営状態以外は気にしなくて良いのです。

まとめ

結論として、

投資経験が豊富で、リスクを負いながらも高いリターンを求める人

投資経験があまりなく、低リスク・低リターンで良いと考える人債券(国債を含む)

が良いのではないでしょうか。

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