【初心者】金利と利回り、利子と利息の違いは?

金利・利回り・利子・利息

どれも似たような言葉で、どんな違いがあるのか分かりにくいですよね。

今回は、この4つの言葉の意味を、初心者向けにわかりやすく解説していきます!

今日のポイント
 ・利子と利息は同じもの!
 ・利子・利息=金額 金利・利回り=割合
 ・金利=利息(利子)だけ 利回り=利息(利子)+売却益(償還益)などすべて

まずは一目で確認!

まずは、表で一覧にしてみました。

利子お金を借りた人が、貸した人にプラスで支払うお金。(利息とほぼ同じ)
利息お金を貸した人が、借りた人からもらうお金。(利子とほぼ同じ)
金利元本に対する、年間の利子(利息)の割合。
利回り投資額に対する、利息(利子)を含めたすべての収益の割合。

それでは、詳しく説明していきます。

利子

利子とは、お金を借りた人が、貸した人にプラスで支払うお金です。

例えば、AさんがBさんから10万円借りたとします。

このとき、Bさんが「10万円貸してあげる代わりに、返すときは1万円を追加で払って。」と頼んだとします。

この、AさんがBさんに追加で支払う1万円が利子なのです。

個人の場合は、主に消費者金融や住宅ローンなどでお金を借りたときや、企業がお金を借りるときは、銀行などからお金を借りたときに利子を支払います。

そして、実際この利子は利息と同じなのです。

利息

利息は、お金を貸した人が、借りた人から追加でもらうお金です。

利子の例でいうと、BさんがAさんから受け取る1万円のことです。

利子と利息は何が違う?

では、利子と利息は何が違うのでしょうか。

簡単に言えば、その人がお金を借りる側なのか、貸す側なのかによって使い分けているだけなのだと思います。

あなたが10万円借りて、1万円を追加で支払うとき、1万円の利子を支払う、と言います。

あなたが10万円貸して、1万円を追加で受け取るとき、1万円の利息を受け取る、と言います。

あなたがお金を借りる側なら利子、貸す側なら利息として認識する、ということです。

しかし、実際は利子と利息の明確な区別はないと思います。

なので、どっちを使っても問題はないかと思います。

金利

金利とは、元本に対する年間の利子(利息)の割合です。

元本とは、お金を借りた人が借りたもともとのお金のことです。

例えば、Aさんが銀行から100万円借りたとします。このときの元本は、Aさんが借りた100万です。

そして、例えば借りた100万円に利子が1万円ついたとします。

このとき、金利は元本にたいする利子(利息)の割合なので、1万円÷100万円×100=1%となります。

利回り

利回りとは、投資額に対する、利息(利子)を含めたすべての収益の割合です。

例えば、あなたが株を100万円分買ったとします。この時の金利1%だったとしましょう。

しかし、もしあなたが株を売ることになった場合、利息(株でいう配当金)に加えて、売却益も得ることが出来ます。

利回りとは、利息(利子)以外で、そういった売却益など将来受け取る可能性があるお金をすべて含んだ金額の、元本に対する割合なのです。

金利・・・元本に対する利息(利子)のみの割合

利回り・・・元本に対する、利息や売却益(債券でいう償還益)などのすべてを含めた金額の割合

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、利子と利息、金利と利回りの違いをわかりやすく解説しました。

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