クラウドソーシングは確定申告必要?いくらから?

フリーランス・副業

最近、副業として利用されることが多くなっているクラウドソーシング。

ここで誰もが気になるのは、「クラウドソーシングで稼いだら確定申告をしないといけないのか?」ということ。

この記事では、そもそもクラウドソーシングとはどんなものなのかということから、クラウドソーシングで稼いだら確定申告をしないといけないのか、そしていくらから確定申告が必要なのかを解説していきます!

クラウドソーシングってなに?

クラウドソーシングとは、クライアント(仕事の発注者)がワーカー(仕事の受注者)に仕事を依頼する業務形態のことです。

主にクラウドソーシングサイト(仕事のやり取りをするためのサイト)で仕事を引き受けたり、仕事を発注します。

ワーカー目線では、仕事を受けたいと思ったときに、クラウドソーシングサイトでクライアントから募集されている仕事に応募したり、またあらかじめクラウドソーシングサイトにプロフィールを登録しておくことで、クライアントから直接個人的に仕事が依頼されることもあります

クライアント目線では、誰かにやってもらいたい仕事があるときに、クラウドソーシングサイトでその仕事を引き受けてくれるワーカーを募集します

クラウドワークスとの違いは?

ここで、よく聞く言葉で似たような「クラウドワークス」というものがあります。

実際、クラウドソーシングとクラウドワークスって何が違うのかがよく分かっていない人が多いと思います。

クラウドワークスとは、クラウドソーシングサイトの1つです。

先ほど、クラウドソーシングという業務形態は、専用のクラウドソーシングサイトで行われると説明しました。

クラウドワークスとは、そんな数あるクラウドソーシングサイトの中の1つなのです。

つまり、

クラウドソーシング業務形態

クラウドワークスクラウドソーシングを行うサイト

なのです。

クラウドソーシングで稼いだら確定申告は必要?

それでは、クラウドソーシングでお金を稼いだ場合の確定申告について解説していきます。

所得の種類と、なぜ確定申告をしないといけないのか

その前にまずは、クラウドソーシングで得たお金は何所得になるのかということから説明します。

一般的に、会社員やアルバイト・パートなど、会社からもらった給料は、給与所得として扱われます

そして、クラウドソーシングで得た収入は、事業所得雑所得として扱われます

一般的に、収入がクラウドソーシングのみの場合は事業所得、会社に勤めながら副業としてクラウドソーシングで稼いでいる場合は雑所得として扱われることが多いです(どっちでもあまり変わらないですし、そもそも明確な基準はないので気にしなくていいです)。

しかし、どちらにしろ所得税を納めないといけないのに、なぜ給与所得を得ている人は確定申告をする必要がないのでしょうか。

それは、給与所得の場合は、勤めている会社が代わりに所得税を納めてくれるからです。

詳しく言うと、会社はあらかじめ所得税分の金額を従業員への給料から差し引いて、あとで会社が従業員の代わりに税務署に所得税を納める(=年末調整)のです。

しかし、事業所得や雑所得の場合、仕事を依頼した会社は代わりに所得税を納めてくれません

だから、クラウドソーシングで稼いだら自分で確定申告をしなければならないのです。

ですが、先ほども言った通り、その人が稼いだ金額や、本業か副業かどうかによっては確定申告をしなくても良い場合があります。

確定申告が必要なケースは?

結論からいうと、

稼ぎが、事業所得のみ(会社に勤めず、収入がクラウドソーシングのみ)の場合は、事業所得が年間48万円を超えた場合

稼ぎが、事業所得(雑所得)に加えて給与所得もある(会社に勤めながらクラウドソーシングで稼いでいる)人は、事業()所得が年間20万円を超えた場合

に、確定申告が必要になります。

この場合、確定申告が不要であれば、所得税はかかりません

所得金額確定申告
事業のみ48万以下なし
事業のみ48万以上あり
事業(雑)+給与事業(雑)所得が20万以下なし
事業(雑)+給与事業(雑)所得が20万以上あり

補足:年間の所得額=所得-必要経費

ここで、所得が年間48万円、20万円を超えた場合などといっていますが、ここでいう所得は、稼いだ金額全額ではありません。

正社員として会社に勤めるのではなく、クラウドソーシングなどで事業所得を得る場合、作業用のパソコンやインターネット環境といったように色々なものが必要になります

これらを買ったりするのにかかったお金のことを必要経費といいます。

そして、年間の所得金額から、この必要経費分を引くことができるのです。

こうすれば、例えばその年の収入が事業所得のみであり、その年の必要経費が5万円だった場合、本来は48万円以上稼いだ場合確定申告が必要になるのですが、その年の所得金額は「稼ぎ-必要経費(5万円)」となるため、実質53万円までは確定申告が必要なくなるのです。

そして、その年は53万円までの事業所得に所得税がかからなくなるのです

まとめ

いかがでしたでしょうか。

確定申告が必要かどうかの基準は複雑ですが、しっかり知っておかないと脱税になってしまう可能性もあるので、クラウドソーシングでお金を稼ぐことを考えている人はぜひこの記事を参考にしてみてください!

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