FIREに生命保険は必要か?おすすめの理由やメリット・デメリットを解説

FIRE(不労所得で生きる)

FIREを目指すのに生命保険は必要なのか?生命保険がおすすめされる理由は?

初心者向けにわかりやすく解説します!

FIREとは

FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。

具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。

生命保険とは?種類は?

生命保険というのは、毎月保険料を保険会社に払い込むことによって、被保険者に万が一のことがあった場合に保険金を受け取ることが出来る制度です。

代表的な例としては、終身保険があります。

終身保険は、保障が一生涯続く保険です。もし終身保険の被保険者が死亡したり高度障害を患った場合に死亡・高度障害保険金が支払われます

終身保険では、保険料の払い込みが終わった後に死亡・高度障害状態になった場合でも、保険金が支払われます。

また、生命保険には満期があるもの(養老保険など)があり、満期までその保険に加入していれば満期保険金が支払われたり、また*解約返戻金を受け取れる保険もあります。

*解約返戻金・・・保険を解約したときに受け取ることが出来るお金。定期保険などの掛け捨て型の保険には解約返戻金がない。

FIREに生命保険は必要とされる理由

では、FIREを目指すのに生命保険に加入しておいた方が良いと言われる理由を紹介していきます。

万が一の保障として加入しておくべき

FIREをする場合、会社を辞めて仕事をせずに、もしくはフリーランスとして仕事をしつつ投資の利益で生活するという場合が多いです。

もし正社員として会社に勤務していれば、万が一のことがあって仕事を長期間休まなければならなくなった場合に様々な福利厚生を受けることが出来るため、高額な病院代や入院費をまかなうことが出来ます。

しかし、もし仕事をしていなかったりフリーランスとして活動している場合、万が一のことがあったときに病院代や入院費に充てるためのお金が足りなくなる可能性があります

ですが、もしこの場合に生命保険に加入していれば、受け取った保険金や給付金でその費用をまかなうことが出来るのです。

そのため、FIREを目指すのであれば万が一のときの保障のために生命保険に加入しておくことをおすすめします。

満期保険金や解約返戻金で資産を増やせる可能性もある

受け取った満期保険金や解約返戻金が払込保険料(その時点までに払ってきた保険料の総額)よりも高額だった場合、資産を増やすことが出来ます

例えば変額保険は、被保険者が払い込んだ保険料を保険会社が株などの売買で運用して、その運用成果に応じて死亡保険金と解約返戻金の金額が変動する保険です。

変額保険の場合、保険料の運用がうまくいってるときに解約した場合、払込保険料を上回る金額の解約返戻金を受け取ることが出来ます。

また、終身保険の場合、保険料払い込み期間(保険料を支払わなければいけない期間)が終わってから解約すると、払込保険料を上回る解約返戻金を受け取れる場合があります。

このように、生命保険に加入しておくことで、万が一のときの備えとしての保障を受けられることに加えて、資産を増やせる場合もあるのです。

生命保険に加入する注意点

ではここから、FIREを目指しながら生命保険に加入する際の注意点を紹介していきます。

毎月保険料を支払わなければならない

生命保険に加入すると、毎月保険料を払わなければいけません。

FIREを目指す場合、資産形成のために収入の多くを貯金したり投資に回す必要があるため、生活費を抑える必要があります。

そのため、保険に加入すると支払保険料の分さらに生活費を抑える必要があります

また、仮に生活費を減らす代わりに投資に回す資金を減らしてしまうと、FIREをするための資産形成により時間がかかってしまいます。

このことから、保険に任意で加入するのであれば、生活費と投資に回す分のお金を確実に確保できるという予測を立てておく必要があるでしょう。

途中で解約してしまうと元本割れする可能性もある

前述した通り、解約返戻金を受け取れる生命保険の場合、保険を途中で解約することで払込保険料よりも高額な解約返戻金を受け取れることがあります。

しかし、場合によっては払込保険料よりも解約返戻金が少なくなる(=元本割れ)可能性もあるのです。

例えば、変額保険の場合、保険料の運用であまり利益がだせていないときに保険を解約してしまうと、元本割れを起こしてしまう可能性もあります

また、終身保険の場合、加入してから早めに保険を解約してしまうと、解約返戻金を受け取れたとしても元本割れを起こしてしまう場合があります

FIREを目指す人におすすめの保険

FIREを目指す上で、やっぱり保険に加入しておきたい!と思う人におすすめの保険をいくつか紹介しておきます。

がん保険

がんは、長年日本人の死因ランキングで1位となっています。

厚生労働省の資料によると、2022年度の日本人の死因ランキングではがんが第1位であり、また全死亡者におけるがんの割合は24.6%となっており、5人に1人ががんで亡くなっていることが分かります。

がん保険に加入すると、がん(白血病を含む)と診断された場合に、診断給付金・入院給付金・手術給付金・死亡給付金(がん以外による死亡も対象)を受け取ることが出来ます。

そのため、万が一がんになってしまった場合に備えてがん保険に加入しておくことはおすすめします。

就業不能保険

就業不能保険とは、病気やケガにより入院をしていたり、医師の指示によって自宅で療養している場合に毎月給付金を受け取ることが出来る保険です。

三大疾病以外にも、ちょっとした病気やケガでお金が必要になったり副業などの収入が途絶えた場合に備えて、就業不能保険に加入しておくことで安心することが出来ます。

配偶者や子供がいる場合は死亡保険

もし配偶者や子供がいるのであれば、死亡保険に加入しておくことをおすすめします。

死亡保険とは、被保険者が万が一死亡したり、高度障害状態になった場合に死亡・高度障害保険金が遺族に対して支払われるという保険です。

死亡保険には終身型定期型があり、終身型は先ほども説明した終身保険、定期型は*定期保険となっています。

FIREをするために資産を形成している段階で死亡してしまった場合は、死亡保険金で家族の生活を保障したり、もしくは形成した資産のみで生活しているときに高度障害状態になってしまって様々な費用が必要になってしまった場合には、その分の費用を高度障害保険金でまかなうことが出来ます。

*定期保険・・・保障期間が一定期間である死亡保険。一定期間外に被保険者が死亡したり高度障害状態になったとしても保険金は支払われない。

【結論】経済的に余裕があるのであれば保険に加入する方が良い

結論としては、経済的に余裕があるのであれば保険に加入する方が良いと思われます。

コメント

  1. The Genius Wave より:

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