支出の最適化でFIREを達成する!具体的な方法を解説

FIRE(不労所得で生きる)

支出の最適化でFIREを達成するにはどうすればいい?

そもそも支出の最適化とは何か?

初心者向けにわかりやすく解説します!

FIREとは

FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。

具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。

FIREについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

【FIRE】4%ルールには米国株インデックス!おすすめな理由は?

支出の最適化とは?

支出の最適化というのは、自分が必要だと思うことにはお金をかけて、不要だと思うものに対しては支出を減らすことで、支出の配分を出来る限り最適化するということです。

ここで注意するべきことは、支出の最適化というのは決してなんでもかんでも節約をして出来る限り支出を減らすことではないということです。

支出の最適化では、あくまで自分にとって優先順位が低いものに対しての支出を減らすことを目的としています。

そして、自分にとって優先順位が高いものに対してはお金を使うのです。

こうすることによって、日々の生活における幸福度を下げることなく支出を減らすことが出来るのです。

支出の最適化を行うためには、まず自分にとって重要なもの・重要ではないものの判断を行う必要があります。

そして、FIREを目指す上で支出の最適化を行うことのメリットは以下の通りです。

FIREのための資産を形成している段階・・・支出の最適化を行うことで、余ったお金を資産運用に回す、もしくはそのまま貯金して資産を増やすことが出来る。
・仕事をやめて・減らして、形成した資産で生活する段階・・・支出の最適化で増えた分の資産を使うことで、より裕福な生活を送ることができる。

このことから、FIREにおいて支出の最適化を行うことは非常に重要なことになります。

支出の最適化の具体的な内容

ここから、具体的に支出の最適化を行う上で支出を減らすことが出来ること・ものを紹介していきます。

そして、以下の中から自分にって優先順位が低いこと・ものを見つけて、それに対する支出を減らしてみて下さい!

変動費を減らす

まずは、変動費です。

変動費というのは、比較的支出を減らしやすい費用のことで、具体的には食費・交通費・交際費(上司・部下や友人と遊ぶための費用)のことを指します。

変動費は、固定費(家賃や保険料)と違って簡単に削減できる費用となっています。

ですが、食費や交通費は日々の生活に直結することなので、あまりにも減らしすぎると大きなストレスとなってしまう可能性もあります。

また、交際費を減らすことは日々の娯楽を減らすことになるため、これもまたむやみに減らすことは難しいです。

そのため、変動費を減らす際には少しづつ減らして、ストレスにならないラインで止めておくことも大切です。

食べ物にだけはこだわりたいと考える人や、友人と遊ぶことが生きがいであると考えてる人にとっては、変動費を減らすことは支出の最適化とはならない可能性があります

固定費を減らす

固定費は、家賃・税金・保険料というように、変動費に比べて明日からすぐに減らすことが難しい費用のことです。

それぞれ紹介していきます。

家賃を抑える

まずは、家賃です。

家賃は、毎月支払うことに加えて、毎月の支出の大きな割合を占めるため、非常に重要な費用となっています。

家賃を削減できれば、確かに大きな支出の削減になることは間違いないでしょう。

ですが、家賃を減らすということは、自分が住む家のレベルを下げることになります。

さらに、自分が住む家を変えることは、立地の良さ(最寄り駅まで何分かかるか、コンビニやスーパーまで近いか、日当たりは丁度良いかなど)に直接関係することになります。

そのため、家賃を抑えるために住む家を変える際には十分に気を付ける必要があります。

環境の変化で精神的なストレスを抱えてしまう人にとって、家賃を下げるためだけに住む家を変えることは、支出の最適化とはならないかもしれません

節税・税金対策をする

税金もまた、支出の大きな割合を占めます。

そのため、節税をすることで全体の支出を大きく減らすことが出来ます。

節税には、具体的には個人事業主の場合と会社員の場合に分けることが出来ます。

個人事業主とは、企業に勤めたりせずにクラウドソーシングなどで企業から仕事を受注したりすることによって収入を得るワーカーのことをいいます。

FIREには、例えば正社員として働くのではなく、個人事業主として自由に収入を得ながら資産運用で得られる利益で生活をするというような形もあります(サイドFIRE)。

そして個人事業主の場合、確定申告を行うことによって自分自身で所得税や住民税の納税を行う必要があります。

この際、確定申告には白色申告青色申告の2種類があり、このうちの青色申告を行うことによって所得控除(=納める税金の金額を減らすことが出来る制度)を受けることが出来るのです。

青色申告で確定申告をすることで、年間の収入の内の最大で65万円にかかる所得税を納めなくてもよくなります(最大で65万円の所得控除が受けられる)

正社員の場合、所得税や住民税は会社が*源泉徴収を行うため、自分自身で確定申告を行って納税をする必要がありません。

ですが、正社員の場合でも節税をすることが出来ます。

例えば、生命保険料控除を利用すれば、年間に支払った生命保険料の金額に応じて、最大で12万円の所得控除を受けることができます

また、医療費控除を利用すると、自分と生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費の金額に応じて、所得控除を受けることが出来ます

他にも様々な所得控除があるので、気になる方は調べてみて下さい!

*源泉徴収・・・会社が、従業員が納める税金分の金額をあらかじめ給料から引いておき、会社が本人の代わりに税金を納めること。

NISA・iDeCoを利用する(節税)

NISAとは、投資で得た利益に税金がかからなくなる制度です。

通常、株などに投資して得た利益(配当や売却益など)には、20.315%の税金がかかるのですが、NISAという制度を利用すれば、投資で得た利益が非課税になるのです。

NISA口座を開設して、その口座を用いて投資を行うことで、その口座で得られた利益が非課税となります。

NISAは2024年から新NISAとして新しくなり、成長投資枠(年間投資限度額240万円)とつみたて投資枠(年間投資限度額120万円)に分かれていて、両方使うことが出来ます。

新NISAについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

新NISAは「やばい」?メリット・デメリットを初心者向けに解説!

FIREで新NISAは使うべき!おすすめの理由やメリット・デメリットとは?

iDeCoとは、国民全員が加入しなければならない国民年金とは違って、65歳未満の第二号保険者or20歳~60歳の第一・三号保険者(その他条件あり)が任意“で加入することの出来る年金制度(私的年金制度)の1つです。

iDeCoの場合、毎月払い込んだ保険料を自分で運用していき、積み上げてきた資産を自分のタイミングで年金として2か月に1回受け取り始める(一時金として受け取ることも可能)ことが出来ます

つまり、iDeCoとは言ってしまえば、年金形式で積み上げてきた資産を受け取るという条件付きでただ自分で資産運用をするというだけなのです。

iDeCoで資産運用を行うと、投資で得られる利益が非課税となり、また年金形式で資産を引き出す際には公的年金控除や退職所得控除を受けることが出来ます。

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保険を見直す

最後は、保険です。

保険に加入すると、毎月保険料を支払わなければならないため大きな支出となります。

また、終身保険や養老保険といった貯蓄型保険の場合、保障期間が長い代わりに保険料が高い傾向にあるため、なおさら家計の負担になります

そのため、自分にとって不必要だと思われる保険は途中で解約した方が良いかもしれません。

ですが、例えば貯蓄型保険の場合、長期間加入していると満期保険金や解約保険金を受け取ることで逆に資産が増える場合もあります。

また、万が一のときのために生涯保障を受けておくことは大切だと思うため、最低限の貯蓄型保険には加入しておいた方が良いかもしれません

それに対して、掛け捨て型保険には満期保険金がないため、保険に加入して保障期間に何もなかったときに、ただ保険料を払っただけで終わってしまう可能性が高いです。

なので、不必要だと思われる掛け捨て型保険は解約することで支出を減らすことはおすすめです。

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支出の最適化がFIREへの一番の近道

いかがでしたでしょうか。

支出の最適化は、資産運用と違って比較的簡単に行うことが出来ます。

また、資産運用と違ってリスクを取らずに資産を増やすことが出来まるので、FIREを目指すのであればぜひこの記事を参考にして、支出の最適化に挑戦してみて下さい!

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