【インカムゲインvsキャピタルゲイン】NISAやインデックス投資にはどっちがいい?

債券

投資においてインカムゲインとキャピタルゲインはどちらの方が良いのか?

NISAやインデックス投資ではどちらを狙うべきなのか?初心者向けにわかりやすく解説します!

インカムゲインとは

インカムゲインというのは、資産を保有している間に得ることが出来る利益のことです。

具体的には、配当金が挙げられます。

配当金というのは、株式を買って保有している間にその株式を発行している企業から配られるお金のことです。

具体的にいくらの配当金がもらえるのかは、株式を買う時点で配当利回りという指標で知ることが出来ます。

配当利回りは、株価に対する年間の配当金の割合を示したもので、年間配当金÷株価×100で求めることが出来ます。

例えば、ある株式の現在の株価が1000円で、配当利回りが1%の場合、その株式を保有することで得られる年間配当金は10円となります。

インカムゲインの代表的なものは株式の配当金になります。

また、債券を保有していると利息を受け取ることが出来ます。

債券を保有している間に受け取ることが出来る利息の金額も、債券を買う時点で知ることが出来ます。

この利息もインカムゲインに分類されます。

キャピタルゲインとは

キャピタルゲインというのは、保有していた資産を売却してときに得られる利益のことです。

例えば、株式を保有している間は配当金というインカムゲインを得ることが出来ます。

そして、保有する株式は、その時点の株価(株の時価)で売却することが出来ます

このときに得られる利益(売却益)がキャピタルゲインに分類されます。

インカムゲインの方が簡単!

それでは、実際にインカムゲインとキャピタルゲインではどちらの方が狙い目なのでしょうか。

結論としては、インカムゲインの方が簡単です。

その理由としては、インカムゲインは資産を保有しているだけで得ることが出来るからです。

先ほども説明した通り、株式を売却するときは株価というその株式の時価で売ることになります。

株価は決まっておらず、常に変動し続けます。

そのため、株式を売却するタイミングを見誤って、株価が下落しているときに株式を売ってしまう可能性もあります。

この場合、もし株式を買ったときの価格よりも低い価格で売ってしまうと、結果的に損失を出してしまうこともあるのです。

もちろん、株価が上昇しているときにタイミングよく株式を売却すれば、大きな利益(キャピタルゲイン)を得ることが出来ます。

そのため、キャピタルゲインを得るのはリスクが高いのです。

その一方で、インカムゲインはただ株などの資産を保有しているだけで確実に得ることが出来ます。

なので、キャピタルゲインと比べてインカムゲインは初心者でもより簡単に得ることが出来るのです。

NISAは利益の非課税制度、インデックスは投資信託の運用方法

それでは、ここからNISAやインデックス投資にはどちらの利益の方が狙い目なのかということについて解説していくのですが、まずはNISAとインデックス投資について簡単に紹介します。

まず、NISAというのは、投資で得た利益が非課税になる制度です。

通常、上場株などに投資して得た利益(配当や売却益など)には、20.315%の税金がかかります。

しかし、NISAという制度を利用すれば、投資で得た利益が非課税になるのです。

このNISAという制度は、NISA口座を開設してその口座を用いて投資を行うことで利用できます

NISAについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

新NISAは「やばい」?メリット・デメリットを初心者向けに解説!

続いて、インデックスです。

インデックス(インデックス投資・運用と呼ばれる)とは、投資信託の運用方法の1つであり、株価指数と連動した運用成果を目指す運用方法です。

投資信託とは何かについて知りたい方はこちらからどうぞ!

投資信託は「やめとけ」3つの理由!【初心者】デメリット・メリットを解説

株価指数というのは、いわば様々な株価の平均値のことであり、株価指数の種類に応じて「どの株価の平均値をどのようにして出すのか」が変わってきます。

インデックス運用では、この株価指数を構成する株と同じ組み合わせの銘柄で投資信託を組むことによって、株価指数と連動した、低リスクで平均的な運用を目指すのです。

インデックス運用について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

インデックス投資はやめとけ!その理由を初心者向けに解説!

NISA・インデックスでおすすめの資産

それではここから、NISAを用いて投資をする・投資信託のインデックス運用をする場合におすすめの資産を紹介します!

米国株インデックス

まずは、米国株インデックスです。

米国株インデックスというのは、米国の企業が発行する株のみを扱ったインデックス運用の投資信託です。

米国の企業は日本の企業に比べて成長が進んでいて業績も良いため、米国株は日本株と比べて配当利回りが高い傾向があります。

そのため、米国株を買うことによってより大きなインカムゲインを得ることが期待できます。

また、インデックスで米国株を買うことにより、個別で米国株を買うよりもよりリスクを抑えることが出来るのです。

米国株インデックスについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

【FIRE】4%ルールには米国株インデックス!おすすめな理由は?

NISAで米国株インデックスを買うことで、利益を非課税にしてより大きなインカムゲインが期待できます。

債券

続いては債券です。

債券は、国や一般企業が発行する有価証券であり、債券を買うことで利息を得ることが出来ます。

一般的に、国が発行する債券は国債、一般企業が発行する債券は社債と呼ばれます。

債券の特徴としては、債券を買う時点であらかじめ額面金額(債券に記入されている金額)が設定されており、満期(その債券を保有する期限)まで保有していれば、必ずその額面金額で債券を買い取ってくれるのです。

つまり、売却した時に損失を出してしまう可能性がある株や他の資産と比べて、債券はリスクが小さく、より確実に利益を上げることが出来るのです。

債券を買うことで、インカムゲインに加えてキャピタルゲインもより確実に得ることが出来ます。

そのため、債券は特に投資初心者におすすめの資産となっています。

NISAやインデックスで債券を買うことによって、より低リスクな状態で利益を得ることが狙えるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

インカムゲインはキャピタルゲインよりもより簡単・確実に手に入れることが出来ます。

皆さんもぜひ、どのようにして投資で利益を上げようか迷っている場合はこの記事を参考にして下さい!

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