【S&P500】インデックスにおすすめ!NYダウとの違いやFIREとの相性を解説

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S&P500はインデックス投資におすすめなのか?NYダウとの違いやFIREとの相性は?

初心者向けにわかりやすく解説します!

S&P500とは

まずは、S&P500について解説します。

S&P500というのは、米国を代表するおよそ500企業が発行する株の株価指数です。

株価指数というのは、一言で表すと様々な株価を特定の計算方法によって数値化したものになります。

例えば、日経平均株価という株価指数は、東京証券取引所のプライム市場に上場する225銘柄の株価の合計を、特殊な株価の変化を考慮して特定の数値で割ることで導き出される数値です。

また、東証株価指数という株価指数は、東京証券取引所で上場している全銘柄の時価総額(その時点での株価×発行済株式数)を加重平均(下記で説明)することによって導き出されます。

いわば、株価指数というのは、特殊な方法で計算された株価の平均値といえます。

もちろん、ただ単純に株価の平均値ではなく、株価指数は特定の計算方法に基づいて導き出されるのですが、イメージとしては株価指数は”たくさんの株価の特殊な平均値“と考えて良いでしょう。

そして、S&P500もそんな株価指数の1つです。

S&P500の具体的な算出方法

ここから、S&P500の具体的な算出方法を紹介します。

S&P500は、米国を代表する約500企業が発行する株式の株価を加重平均することによって導き出される株価指数です。

加重平均というのは、数の大小を反映することによって平均値を出すことです。

例えば、株価が200円のA株を100株、300円のB株を200株、1000円のC株を300株、この3種類の株の平均値を出すとします。

単純にこの3種類の株価の平均値を出すと、(200+300+1000)÷3=500となります。

一方、株式数を反映した加重平均値の場合、(200×100+300×200+1000×300)÷(100+200+300)=約633となるのです。

このように、株価の加重平均をすることによって、単純に株価の平均値を出すよりも、より発行された株式数を反映した株価の平均値を出すことが出来るのです。

S&P500を構成する上位銘柄

続いては、S&P500で加重平均される銘柄のうち、上位のものを紹介します。(2023年7月31日時点)

1アップル
2マイクロソフト
3アマゾン・ドット・コム
4エヌピディア
5テスラ
6メタ・プラットフォームズ
7アルファベット A
8アルファベットC
9バークシャー・ハサウェイ
10ユナイテッドヘルス・グループ

上記のように、S&P500を構成する上位の銘柄には、アップルマイクロソフトといったテクノロジー・情報技術分野などで有名な米国企業の株が含まれます。

米国の有名企業なため、もちろん株価の成長率は大きいです。

S&P500と他の株価指数を比較

それでは、S&P500と他の株価指数を比較してみましょう。

国内指数

まずは、国内の株価指数です。

国内の株価指数には、先ほども紹介した日経平均株価や東証株価指数などがあります。

結論としては、S&P500の方が国内の株価指数よりも上昇率が圧倒的に高いです。

なぜなら、国内企業よりも米国企業の方が成長しているため、必然的に米国企業の株価の方が国内企業の株価よりも高くなっていくからです。

S&P500は米国企業の株価の時価総額加重平均値であるため、当然国内指数よりもより大きい伸び幅で上昇していきます。

NYダウ

続いて、NYダウです。

NYダウは、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している米国企業の主要30銘柄の平均株価を指数化した株価指数です。

NYダウも、米国企業の銘柄で算出された株価指数のため、S&P500と同じように高い伸び幅で成長しています。

NYダウとS&P500の大きな違いとしては、S&P500は米国企業の500銘柄の加重平均値であるのに対し、NYダウは株式30銘柄の株価指数です。

そのため、NYダウの方がS&P500よりもより少ない銘柄で構成されているため、1つの銘柄の影響を受けやすいのです。

例えば、S&P500の場合、仮に1つの銘柄の株価が大きく下落したとしても、せいぜい500ある内の1つの銘柄であるため、株価指数全体としてはあまり大きな下落とはなりません。

一方、NYダウの場合、たった30しかない銘柄のうちの1つの銘柄であるため、株価指数全体としても比較的大きな下落となるのです。

成長度合いとしては、S&P500とNYダウはほとんど同じくらいです。

わずかにS&P500の方が高いですが、大きな違いはありません。

やはりNYダウも、成長がすさまじい米国企業の銘柄で構成される株価指数であるため、S&P500と同じように高い数値を誇っています。

S&P500に連動したインデックス投資

投資信託では、S&P500に連動したインデックス運用を行うことが出来ます。

インデックス運用というのは投資信託の運用方法の1つであり、株価指数を構成する銘柄をそのまま投資信託の銘柄として組み入れることによって、分散投資を行うというものです。

株価指数は、先ほども説明した通り特殊な計算方法で算出されたたくさんの株価の平均値です。

その株価指数で計算に用いられるたくさんの株を少額づつ投資信託で買うことにより、価格が下落するリスクを分散することが出来るのです。

また、株価指数とまったく同じ組み合わせの銘柄で投資信託を買うため、その株価指数の動きと同じように価格が動くことが予想されます。

そのため、投資信託の価格の動きの指標として株価指数を用いることが出来るのです。

このように、S&P500と連動したインデックス運用のメリットは、低リスクな運用を目指せるという点にあります。

特に、S&P500では500もの銘柄の株を少額づつ買うため、価格が下落するリスクを分散することが出来ます。

また、米国企業が発行する株の配当金は日本株と比べても高く、また株価の上昇率も高いです。

そのため、米国企業の株で構成されるS&P500と同じ組み合わせの銘柄で投資信託を買うことで、より大きな利益が期待できます。

投資信託について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

投資信託は「やめとけ」3つの理由!【初心者】デメリット・メリットを解説

様々なインデックス投資との比較

それではここから、S&P500と連動したインデックス投資と、他のインデックス投資を比較していきます。

NYダウに連動したインデックス投資との比較

まずは、NYダウと連動したインデックス運用の投資信託です。

NYダウもS&P500と同じように米国株で構成されているため、NYダウと同じ組み合わせの銘柄で投資信託を買うことによって、リスクが低い&大きな利益が期待できる運用をすることが出来ます。

ただし、先ほども説明した通り、NYダウを構成する銘柄数はS&P500と比べてかなり少ないため、1つの銘柄の株価の変化が比較的大きく影響してしまいます

そのため、NYダウと連動したインデックス投資ではリスクが大きくなってしまいます。

ですが、NYダウと連動したインデックス投資の場合も配当金が高く価格の上昇率も大きいので、S&P500と同じように比較的大きな利益が期待できます。

全世界株との比較

全世界株というのは、先進国を中心とした世界中の株を少しづつ買う投資信託です。

全世界株の投資信託でも、S&P500に匹敵するほどの成果が期待できます。

その理由としては、全世界株を構成する銘柄の大部分が米国株だからです。

米国株は、他国の株と比べるとより配当金が高く株価の成長率も高いです。

ですが、全世界株では米国株が中心となって構成されているため、米国株のみで算出されたS&P500と連動したインデックス投資で期待できるくらいの利益を得ることが可能なのです。

米国株と全世界株について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

【FIRE】全世界株vs米国株 4%ルールにはどっちの方が良い?

FIREをするのであればS&P500がおすすめ!

最後に、FIREについて紹介しておきます。

FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。

具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。

FIREをするための資産運用では、S&P500と連動したインデックス投資、すなわち米国株のインデックス投資がおすすめです。

その理由については、こちらをご覧下さい!

【FIRE】4%ルールには米国株インデックス!おすすめな理由は?

【結論】S&P500と連動したインデックス投資はおすすめ

インデックス運用の投資信託では、リスクを分散して低リスクな運用をすることが出来ます。

また、米国株の配当金は高く、また株価の成長率も大きいです。

米国株で構成されたインデックス投資を行うことで、低リスクながら比較的大きなリターンを期待できる資産運用を行うことが出来るのです。

そのため、米国株のみで構成されたS&P500と連動したインデックス投資はおすすめです。

コメント

  1. Tonic Greens より:

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