2000万円でサイドFIREはできるのか?シミュレーションをして解説!

FIRE(不労所得で生きる)

2000万円でサイドFIREはできるのか?実際にシミュレーションをして解説します!

サイドFIREとは

サイドFIREとは、完全に仕事を辞めるのではなく、仕事の量を減らす(副業として仕事をする)ことである程度の自由を手に入れる生き方のことです。

サイドFIREの場合、完全に仕事をやめること(=早期退職、FIREと呼ばれる)に比べて必要な資金額が少ないため比較的達成しやすいです。

2000万円の資産を作り上げる方法

資産運用をする

サイドFIREに必要な2,000万円を貯めることはかなり大変です。

そのため、2,000万円の資産を作り上げるためには仕事に加えて資産運用をすることがおすすめされます。

資産運用をする場合は、新NISA(資産運用での利益が非課税になる制度)を利用するなどしてできるだけ効率良く資産を増やしていきましょう。

新NISAについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

支出を抑える

サイドFIREのための資産を作り上げる段階では支出を抑えることがより重要となります。

支出を抑えることには資産運用に付き物であるリスクがないため、出来る限り支出は抑えていきたいところです。

FIREにおいて支出の見直しを行うことは支出の最適化と呼ばれることがあります。支出の最適化の具体的な方法については以下の記事で解説しています。

2000万円でサイドFIREをするなら4%ルール

FIREを目指す上で1つの目安になるのが4%ルールです。

4%ルールというのは、一言で表すと、資産運用額の4%以内の金額で一年間を生活することで、運用する資産額を減らすことなく生活していける、というものです。

アメリカの一般的な株(米国株)の価格(株価)の上昇率がおよそ7%であり、物価上昇率が3%ほどであることから、仮に資産のすべてを米国株で運用していた場合、年間で資産が資産運用額の4%(7%ー3%=4%)分増えるという風に計算されます。

そのため、この年間で得られる米国株からの収益(資産運用額の4%分の金額)だけで1年間を生活することで、元手の資産を減らすことなく生活していくことが出来るのです。

サイドFIREの場合は、資産運用額の4%分の収益に加えて副業の収入を生活費に充てることが出来ます。

2000万円でサイドFIREをする場合のシミュレーション

ではここから、1か月の生活費ごとに2,000万円の資産でサイドFIREをする場合のシミュレーションを行います。

このシミュレーションでは、4%ルールに基づいてサイドFIREをする場合を想定します。

2,000万円を運用に回して、4%の利回りを維持できると考えた場合の1年間の収益は80万円となります(税金を考慮しない場合)。

1か月の生活費に応じて、足りない金額は副業での収入で補うこととします。

また、4%ルールに基づいてサイドFIREをした場合理論上は2,000万円の資産を使わないことになるため、途中から2,000万円の資産を切り崩していくこととします。

1か月の生活費が20万円である場合

1か月の生活費が20万円である場合、1年間の生活費は240万円となります。

そのため、副業で1年間に必要な収入は240万円ー80万円(資産運用の収益)=160万円となります。

また、元本の2,000万円を切り崩して1か月を20万円で生活する場合は約8年間生活することが出来るため、85歳まで生きるとすると、およそ77歳から副業をせずに2,000万円の貯金だけで生活していくことが可能となります(77歳の時点から資産運用をやめると仮定する)。

1か月の生活費が30万円である場合

1か月の生活費が30万円である場合、1年間の生活費は360万円となります。

そのため、副業で1年間に必要な収入は360万円ー80万円(資産運用の収益)=280万円となります。

また、元本の2,000万円を切り崩して1か月を30万円で生活する場合は約5年間生活することが出来るため、85歳まで生きるとすると、およそ80歳から副業をせずに2,000万円の貯金だけで生活していくことが可能となります(80歳の時点から資産運用をやめると仮定する)。

1か月の生活費が40万円である場合

1か月の生活費が40万円である場合、1年間の生活費は480万円となります。

そのため、副業で1年間に必要な収入は480万円ー80万円(資産運用の収益)=400万円となります。

また、元本の2,000万円を切り崩して1か月を40万円で生活する場合は約4年間生活することが出来るため、85歳まで生きるとすると、およそ81歳から副業をせずに2,000万円の貯金だけで生活していくことが可能となります(歳の時点から資産運用をやめると仮定する)。

1か月の生活費が50万円である場合

1か月の生活費が50万円である場合、1年間の生活費は600万円となります。

そのため、副業で1年間に必要な収入は600万円ー80万円(資産運用の収益)=520万円となります。

また、元本の2,000万円を切り崩して1か月を50万円で生活する場合は約3年間生活することが出来るため、85歳まで生きるとすると、およそ82歳から副業をせずに2,000万円の貯金だけで生活していくことが可能となります(歳の時点から資産運用をやめると仮定する)。

【結論】2,000万円でサイドFIREは難しい

シミュレーションの結果、貯金2,000万円でサイドFIREをすることはかなり厳しいと思われます。

資産運用で年間4%の収益を出せるとしても、高齢になるまで副業での収入が必要になると思われることから、あまり現実的ではないでしょう。

また、資産運用での利益には20.315%の税金が課されるためそのことも考慮する必要がありますが、新NISAを利用することで最大1,800万円の運用益は非課税になります。

サイドFIRE後の資産運用で気を付けるべきこと

リスクに気を付ける

サイドFIREをした後の資産運用では、リスクに十分気を付ける必要があります。

このシミュレーションでは利回りが4%であると仮定していますが、よりリスクが高い資産に投資をすることでより高いリターンを得ることが期待出来ます

しかし、大きな損失を出して一気に資産が減ってしまうと、それに合わせて生活の水準を大きく下げることにもなりかねないため、かなり注意をする必要があります。

新NISAは継続して利用するべき

2,000万円の資産を作り上げるときと同じで、サイドFIRE後の資産運用でも積極的に新NISAを利用していきましょう。

資産運用での運用益には20.315%の税金が課されるため、仮に年間80万円の利益が得られたとしても手元に残るのは約64万円となってしまいます。

ですが、新NISAでは同時に最大で1,800万円を運用することが出来るため、新NISAを利用すればその分の運用益をそのまま手元に残すことが出来ます

コメント

  1. smorter giremal より:

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