配当金生活は危険?失敗しやすい?その理由や気を付けるべきポイントを解説します!
配当金生活とは
配当金とは、株式を保有していると企業から配られるお金のことで、企業が上げた利益の一部または全部を投資家に配分するために配られます。
配当金生活とは、企業から受け取る配当金で生活費をまかなう生活のことをいいます。
配当金生活が危険といわれる理由・デメリット
まずは、配当金生活が危険だと言われる理由やデメリットを紹介していきます。
減配リスク
配当金は、株式を保有していれば常に配られるため、安定した収入となります。
しかし、企業の業績が悪化したりすることで配当金が少なくなってしまう可能性があります。これを減配といいます。
配当金を生活費に充てる生活をしている場合、減配は日々の生活に直接的な影響があります。
また、減配が行われると株価が下落するリスクもあります。
為替リスク
為替リスクとは、為替相場の変動によって外貨建て資産の円換算時の価値が上下するリスクを指します。
為替相場が円安に進行すると、外貨建て資産の円換算時の価値は上昇します。
反対に、為替相場が円高に進行すると外貨建て資産の円換算時の価値は下落します。
円以外の通貨で取引される資産に投資をする場合は為替リスクが伴うため、注意が必要です。
信用リスク
信用リスクとは、株式や債券などを発行している国・企業が破綻したりして、債務不履行になってしまうリスクです。
この場合、債務不履行になった国・企業が発行していた株式や債券を保有していた場合、それらを換金したり、配当金や利息を受け取れなくなってしまう可能性があります。
また、実際に債務不履行にならなかったとしても、企業の業績が落ちるなどして信用リスクが高まっていけば、上記した減配が行われたり、配当金などが受け取れなくなる場合もあります。
配当金生活で大切なポイント
リスク分散
リスク分散とは、様々な種類・銘柄の資産に投資をすることでリスクを分散させることです。
例えば、
・1つの銘柄だけではなく、様々な銘柄の株式を買う ・株式だけでなく、債券などにも投資をする
ことが挙げられます。
こうすることで、たとえある特定の銘柄が減配されたり、その企業が債務不履行に陥ってしまったとしても、それによる影響を小さくすることが出来ます。
リスク分散は、投資において最も重要なことの1つとなります。
高リスクを避ける
配当金生活を送る上で、より多くの配当金を狙いたくなる気持ちは分かりますが、リスクを取りすぎないように気を付ける必要があります。
高リスクな銘柄ほど配当金などのリターンも高い傾向にありますが、あまりに高リスクな銘柄ばかりに投資してしまうと、一気に損失を出してしまう可能性もあります。
そのため、高リスクな銘柄に投資するのであれば、それと同時に低リスク低リターンな銘柄にも投資をしておくことをおすすめします。
配当金生活におすすめの資産
投資信託
投資信託とは、多数の投資家から集めた資金を、投資を専門とする会社が株式や債券などの資産に投資を行うことで利益を上げる金融商品です。
投資信託の運用で得られた利益は、資金を提供してくれた投資家たちに分配されます。
投資信託のメリットは、少額での投資ができることや、簡単に分散投資ができることが挙げられます。
また、投資信託では自分自身で資産の売買を行う必要がないため、投資の初心者でも始めやすいものとなります。
ETF
ETFというのは、上場株式のみを対象とした投資信託のことです。
ETFの特徴としては、通常投資信託を買うときに支払う必要がある購入時手数料や、投資信託を売るときに支払う必要がある信託財産留保額がないことが挙げられます。
ETFの場合、分配金は再投資されずに投資家に支払われます。
ETFについて詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
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