エヌビディア株の買い時はいつ?長期投資はおすすめしない?エヌビディア株の株価や配当利回り、メリット・デメリットなどを初心者向けにわかりやすく解説します!
エヌビディアとは
エヌビディアは、人工知能(AI)向けに※GPUを開発し販売している世界的な大手半導体メーカーです。
エヌビディアが開発しているGPUは半導体市場で大きなシェアを誇っており、AI開発の他にも様々な分野で活用されています。
※GPU・・・コンピュータ内の画像処理装置。大量のデータを高速で処理する。
エヌビディア株の株価
アメリカの大手情報サービス会社であるBloombergによると、2024年7月6日時点でのエヌビディア株の株価は125.83米ドル(日本円で約2万315円)となっています。
※三井住友銀行のリアルタイム為替レート(2024年7月5日 午後8時35分 現在)を使用しました。
エヌビディア株の配当利回り
Bloombergによると、2024年7月6日時点でのエヌビディア株の配当金利回りは0.03%となっています。
これは、他の大手半導体メーカーの株式と比較してかなり低い水準となっています。
エヌビディア株の配当金生活シミュレーション
続いて、エヌビディア株の配当金で配当金生活をする場合のシミュレーションを行います。
このシミュレーションでのエヌビディア株の配当金利回りを0.03%と想定して、投資金額による年間の配当金金額を算出します(ただし税金を考慮せず、税引前の金額とする)。
シミュレーションの結果は以下の通りです。
投資金額 | 年間の配当金金額 |
100万円 | 300円 |
500万円 | 1,500円 |
1,000万円 | 3,000円 |
1,500万円 | 4,500円 |
2,000万円 | 6,000円 |
2,500万円 | 7,500円 |
3,000万円 | 9,000円 |
3,500万円 | 10,500円 |
4,000万円 | 1万2,000円 |
5,000万円 | 1万5,000円 |
6,000万円 | 1万8,000円 |
7,000万円 | 2万1,000円 |
8,000万円 | 2万4,000円 |
9,000万円 | 2万7,000円 |
1億円 | 3万円 |
エヌビディア株のメリット
株価上昇率が大きい
エヌビディア株の大きなメリットとして、株価上昇率の高さがあります。
Bloombergによると、エヌビディア株の1年間の※トータルリターンは196.14%とされています。
これは、現時点でエヌビディア株を購入した場合、1年後には株価のおよそ2倍のリターンを得ることが出来るということを意味します。
エヌビディアは近年大きな成長を続けている企業であるため、トータルリターンも非常に大きくなっています。
※トータルリターン・・・配当金やキャピタルゲイン(売却益)を合計した利益。
将来性がある
エヌビディアは、半導体市場で大きなシェアを持っているメーカーです。
現代社会においてAIの台頭は見覚ましく、これからAI関連市場の需要は上がり続けていくことが予想されます。
そのため、半導体の需要も将来的に上がることが予想されることから、エヌビディアの将来性も高いと考えられます。
将来性が高いということは企業が破綻するリスクも低いことになるため、将来性という面においてエヌビディア株はおすすめの銘柄であると言えます。
エヌビディア株のデメリット
配当利回りが低い
Bloombergによると、2024年7月6日時点でのエヌビディア株の配当利回りは0.03%となっており、比較的低い水準であると言えます。
以下で、世界でトップレベルの半導体シェアを持つ企業の株式配当利回りの例を挙げました(2024年7月6日時点)(Bloomberg参照)。
企業 | 配当利回り |
インテル | 1.56% |
サムスン電子 | 1.66% |
クアルコム | 1.65% |
ブロードコム | 1.23% |
SKハイニックス | 0.51% |
このように、エヌビディア株の配当利回りは他の大手半導体メーカーと比較してかなり低いことが分かります。
そのため、高い配当金を受け取ることを重視する場合は、エヌビディア株はあまりおすすめされない可能性があります。
為替リスクがある
為替リスクとは、外国の通貨で取引される金融資産を購入した際に、為替レートの変動に応じてその金融資産の円換算時の価値が上がったり下がったりするリスクのことを指します。
具体的には、為替レートが円安に進んだ場合、外貨に対する円の価値が下落するため、円換算時に外貨で取引される資産の価値は上昇します。
一方で、為替レートが円高に進んだ場合、外貨に対する円の価値が上昇するため、円換算時に外貨で取引される資産の価値は下落します。
為替レートの変動によって、利益が出ることもありますが同時に損失が出る可能性もあり、後者の場合は資産運用に大きな影響を与えることにもつながります。
エヌビディア株の買い時はいつ?
一般的に、株式の買い時は以下の時期であると考えられます。
・株価がこれから上昇面に入ることが予想されるとき
・将来的に企業の成長が期待されるとき
エヌビディアは、直近5年間で見ても株価が上昇を続けています。また、需要の高い半導体メーカーであることから今後の成長も期待出来ます。
そのため、今の時点ではエヌビディア株は良い投資先であると考えることが出来ます。
エヌビディア株の長期投資はおすすめしない?
先述している通り、エヌビディア株の株価は過去数年間上昇を続けています。
またそれに加えて、エヌビディアは今後の需要高が予想される半導体分野で世界的な成功を収めている企業です。
これらのことを踏まえると、エヌビディア株は長期投資に向いていると考えられます。
ですが、だからといって油断することなく、常にエヌビディア株の株価の動向を確認しておく必要はあります。
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