SOXSの買い時はいつ?株価と配当利回りやメリット・デメリットを解説

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SOXSの買い時はいつ?SOXSの株価や配当利回りはどれくらい?SOXSのメリットやデメリットを初心者向けにわかりやすく解説します!

SOXSとは

SOXS(正式名称:Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF)は、ICE半導体指数をベンチマークとするレバレッジ型のETFです。

ETFとは上場投資信託と呼ばれる投資信託の一種で、証券取引所で取引される投資信託となっています。

ETFの特徴としては、投資信託に比べて手数料が低い傾向にあることや、リアルタイムでの注文が出来るといった点が挙げられます。

ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!

ICE半導体指数とは

ICE半導体指数とは、米国株式市場に上場する半導体セクターの30銘柄で構成される株価指数です。

特に現代ではAIといった技術の発展が顕著であることから、半導体に対する需要は高まっていると考えられます。

そのため、半導体セクターの銘柄には注目が集まっており、半導体セクターの銘柄で構成される指数に連動するSOXLの動向にも期待が寄せられます。

SOXSの株価

まず、SOXSの株価を見ていきます。

アメリカの大手情報サービス会社であるBloombergによると、2024年8月8日時点でのSOXSの価格は36.88米ドル(日本円で※約5,407円)となっています。

三井住友銀行のリアルタイム為替レート(2024年8月8日 午後1時35分 現在)を使用しました。

SOXSの配当利回り

次に、SOXSの分配金利回りを確認します。

2024年8月8日時点でのSOXSの分配金利回りは2.98%となっています(Bloomberg参照)。

レバレッジ型ETFとは

レバレッジ型ETFとは、一定の株価指数に倍数をかけた指数に連動した運用成果を目指すETFです。

通常のインデックス型のETFの場合、一定の株価指数と同じ動きをするように銘柄の組み合わせが決定されます。

ですがレバレッジ型ETFでは、株価指数の動きの数倍の値動きを目指すため、通常のインデックス型のETFに比べて期待される利益が大きくなります。

そして、レバレッジ型ETFにはブル型ベア型の2種類があります。

ブル型

ブル型は、一定の株価指数に正の倍数をかけた指数に連動した運用成果を目指すETFです。

例えば、ある株価指数が1年間で10%上昇したとき、ブル2倍のETFの場合だと価格は同期間で20%上昇することになります。

反対に、指数が1年間で10%下落した場合、ブル2倍のETFの価格は同期間で20%下落することになります。

例として、TQQQというレバレッジ型ETFはブル3倍のETFとなっているため、通常のETFの3倍の値動きが期待できます。

ベア型

ベア型は、一定の株価指数に負の倍数をかけた指数に連動した運用成果を目指すETFです。

例えば、ある株価指数が1年間で10%上昇したとき、ベア2倍のETFの場合だと価格は同期間で20%下落することになります。

反対に、指数が1年間で10%下落した場合にベア2倍のETFの価格は同期間で20%上昇することになります。

そして、今回取り上げたSOXSはベア3倍のETFとなっています。

SOXSのメリット

指数と逆の動きをする

SOXSはベア型のETFであるため、ICE半導体指数とは逆の値動きをします。

そのため、SOXL(ICE半導体指数に連動するブル型ETF)はブル型であるため指数が下落した際にTQQQの価格も下落しますが、ベア型であるSOXSの価格は上昇します。

このことから、SOXSをある程度保有しておくことで、ICE半導体指数に連動する資産の価格が下落した際に、資産全体の減少を抑えることが出来るのです。

SOXLについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!

大きな利益が期待できる

SOXSは、ICE半導体指数のベア3倍の値動きを目指すレバレッジ型のETFとなっています。

ICE半導体指数に連動する通常のETFの場合だと、ICE半導体指数が上昇した場合にはETFの価格も同じ割合で上昇することが予想されます。

一方でベア3倍のSOXSの場合は、ICE半導体指数の値動きの3倍の割合で価格が上昇するため、指数が下落した際にはより効率的に資産を増やすことが出来ます。

価格がより大きく上昇することで、ETFを売却した際に得られる利益(キャピタルゲイン)がその分大きくなります。

SOXSのデメリット

価格下落リスクが大きい

SOXSを長期間保有する場合、急激な価格下落リスクに注意する必要があります。

先述した通りSOXSはレバレッジ3倍のETFであるため、S&P500が下落した場合、SPXLの価格の上昇率も通常のETFの3倍となります。

ですがその一方で、S&P500が上昇した場合はSOXSの価格の下落率3倍になってしまいます

SPXLといったレバレッジ型のETFは価格の変動率が大きいため、SOXSを長期間保有するのであれば注意する必要があります。

経費率が高い

ETFを保有する場合、保有している期間に経費(手数料)を支払う必要があります。

Bloombergによると、2024年8月8日時点でのSOXSの経費率は価格の 1.03 %となっていますが、これは他の海外ETFと比較して高い水準にあると言えます。

以下で、2024年8月8日時点での海外ETFの経費率の例を挙げてみました(Bloomberg参照)。

ETF経費率
QYLD0.61%
PFF0.46%
SPYD0.07%
BND0.03%
JEPI0.35%
HDV0.08%
VTI0.03%
VIG0.06%
QQQ0.20%

このように、SOXSの経費率は他の海外ETFと比較して高い水準にあることが分かります。

ETFを長期的に運用していく上で、経費率はリターンに大きな影響を及ぼす要因となるため、経費率の高さは大きなデメリットとなります。

SOXSよりも特に経費率が低い他の海外ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!

SOXSの買い時はいつ?

SOXSを構成するのは米国株となっていますが、一般的に株式の買い時は以下の時期であるとされています。

・景気がこれからインフレに向かいそうなとき
価格が下がったタイミング
・将来的に企業の業績が上がりそうだと判断されたとき

これらから考えると、米国の景気がインフレに向かいそうなときや、SOXSの価格が下がったタイミングがSOXSの買い時であると判断することが出来ます。

しかしながら、株価がこれから上がるのか下がるのかは誰にも分からないことなので、上記の時期にSOXSを買うことで確実に利益を上げることが出来るというわけではないことに注意が必要です。

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