資産が3,000万円を超えたら精神的余裕をもってセミリタイアはできる?おすすめの資産運用は?資産を3,000万円まで増やすポイントはなに?初心者向けにわかりやすく解説します!
資産3000万円で何年暮らせる?
まず最初に、3,000万円の資産がある場合に1か月で使える金額を年数別に以下でシミュレーションしました。
年数 | 1か月に使える金額 |
5年 | 50万円 |
10年 | 25万円 |
15年 | 約16.6万円 |
20年 | 12.5万円 |
25年 | 10万円 |
30年 | 約8.3万円 |
35年 | 約7.1万円 |
40年 | 6.25万円 |
45年 | 約5.5万円 |
50年 | 5万円 |
以上の通り、資産3,000万円を切り崩すだけで生活することはかなり難しいと考えられます。
そのため、資産3,000万円で完全にリタイアするのではなく、アルバイトやフリーランスを通してある程度の収入を得たり、3,000万円をさらに運用して資産を増やしていくことが重要になります。
以下で、詳しく解説していきます。
資産を3000万円まで増やすためのポイント
まずは、資産を3,000万円まで増やす上で重要なことを紹介します。
分散投資をする
分散投資とは、1つの資産だけに投資をするのではなく、様々な銘柄や業種、国の資産に分けて投資をすることを指します。
投資資金のすべてを1つの銘柄に投資した場合、もしその銘柄の価格が大幅に下落してしまうと大きな損失となってしまいます。
しかし、分散投資をすることでたとえ1つの銘柄の価格が急落しても、投資全体での損失を少なく抑えることが出来るのです。
そのため、投資をする上で分散投資を心がけることは非常に重要なこととなります。
新NISAを活用する
NISAは、2014年から開始された「少額投資非課税制度」で、NISAを活用することで投資から得られる配当金・分配金や売却益が非課税となります。
新NISAとは、2024年から開始したNISAの新しい形態で、主な変更点としては
・非課税保有期間が無制限となる
・非課税保有限度額が上昇する
等が挙げられます。
新NISAはつみたて投資枠と成長投資枠に分かれており、それぞれの枠で異なる投資方法が実施できます。
注意点としては、米国株に投資する場合は国内とは別に米国内で10%が課税されるのですが、米国内で課税される分は新NISAで非課税にはならないです。
支出を抑える(支出の最適化)
支出の最適化というのは、自分が必要だと思うことにはお金をかけて、不要だと思うものに対しては支出を減らすことで、支出の配分を出来る限り最適化するということです。
ここで注意するべきことは、支出の最適化というのは決してなんでもかんでも節約をして出来る限り支出を減らすことではないということです。
支出の最適化では、あくまで自分にとって優先順位が低いものに対しての支出を減らすことを目的としています。
資産形成において、高リターンな資産に投資をすることはもちろん重要ですが、当然多少のリスクを伴うことになります。
一方で、支出を抑えることはリスクを伴うことなく資産を増やすことにつながるため、支出の最適化はとても重要になります。
資産が3000万円を超えてからのおすすめの運用方法
続いて、資産が3,000万円を超えてからのおすすめの資産運用方法を紹介します。
安全資産の比率を高める
まず一つ目は、安全資産の比率を高めることです。
安全資産とは、預貯金や国債などの他の資産に比べて元本割れするリスクが特に低い資産のことを指します。
資産を3,000万円まで増やす段階では、高リターンな資産を運用することでより効率的に資産形成をすることが優先されるかもしれません。
しかしながら、資産が目標金額に達してからは守りの姿勢に入ることも重要となります。
なぜなら、仮に3,000万円の資産形成に成功してセミリタイアした場合、万が一資産価値が大きく下落してしまうと生活費に充てることが出来るお金が減ってしまうからです。
それを防ぐためには、ある程度安全資産の比率を高めて、確実に資産を増やしていくことが求められると考えられます。
新NISAを引き続き活用する
資産を3,000万円まで増やすためのポイントとして新NISAの活用を挙げましたが、資産が3,000万円を超えてからも引き続き新NISAを活用することがおすすめされます。
新NISAは従来の一般NISA・つみたてNISAとは異なり非課税保有期間が無制限となっています。
これはつまり、新NISAでの運用を続けていれば投資の利益がずっと非課税になるということです。
そのため、資産が3,000万円を超えてからも引き続き新NISAを活用して出来る限り大きなリターンを得ることが大切になります。
ただし、NISA口座での非課税保有限度総額は1,800万円となっており、それ以上を新NISAで同時に運用することは出来ないため注意が必要です。
資産形成におすすめの運用資産
インデックス型ETF
ETFとは上場投資信託と呼ばれる投資信託の一種で、証券取引所で取引される投資信託となっています。
ETFの特徴としては、投資信託に比べて手数料が低い傾向にあることや、リアルタイムでの注文が出来るといった点が挙げられます。
ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
インデックス型のETFとは、一定の指数に連動した運用成果を目指すETFのことです。
ベンチマークとなる指数を構成する銘柄と同じ組み合わせに投資をするため、高い分散投資効果が期待出来ます。
不動産投資信託(J-REIT)
J不動産投資信託(J-REIT)とは、多数の投資家から集めた資金を不動産などの投資に回し、そこで得られた賃貸収入や売買益を投資家に分配する金融商品です。
仕組みは、株式や債券などを取り扱う通常の投資信託と同じです。
J-REITのメリットとしては、ETFと同じように購入時手数料や信託財産留保額はかからないことや、少額からの投資が出来ることが挙げられます。
資産が3000万円を超えたら精神的余裕を持ってセミリタイアできる?
結論として、資産が3,000万円あったとしてもそれだけで生活していくことは困難であると考えられます。
そのため、アルバイトやフリーランスとしてある程度の収入を得たり、引き続き資産運用を続けることで収入を得る必要があります。
ただし、資産が3,000万円を超えると万が一のことがあった場合に対処しやすいと言った点から、ある程度の精神的余裕は生まれることが予想されます。
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