1655で配当金生活シミュレーションをしたらどんな感じになる?1655の株価や配当利回りはどれくらい?メリット・デメリットなどをわかりやすく解説します!
1655とは?
1655(正式名称:iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF)は、S&P500という株価指数への連動を目指すインデックス型のETFです。
ETFとは上場投資信託と呼ばれる投資信託の一種で、証券取引所で取引される投資信託となっています。
ETFの特徴としては、投資信託に比べて手数料が低い傾向にあることや、リアルタイムでの注文が出来るといった点が挙げられます。
ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
1655の株価
最初に、1655の価格を見てみます。
アメリカの大手情報サービス会社であるBloombergによると、2024年8月8日時点での1655の価格は544.8円となっています。
1655の配当利回り
続いて、1655の分配金利回りを見てみます。
2024年8月8日時点での1655の分配金利回りは0.95%となっています(Bloomberg参照)。
これは、S&P500などの海外株式で構成される指数に連動するETFの中ではかなり低い水準であると言えます。
以下で、詳しく解説します。
1655の上位構成銘柄
Bloombergによると、1655の構成銘柄の99.95%がIVV(iシェアーズ S&P500 ETF)の構成銘柄でした。
そのため、2024年8月8日時点でのIVVの上位構成銘柄を紹介します(Bloomberg参照)。
銘柄 | 割合 |
アップル | 6.93% |
マイクロソフト | 6.78% |
エヌビディア | 5.57% |
アマゾン・ドット・コム | 3.41% |
メタ・プラットフォームズ | 2.45% |
アルファベット | 2.14% |
アルファベット | 1.80% |
バークシャー・ハサウェイ | 1.77% |
イーライリリー | 1.41% |
ブロードコム | 1.36% |
1655の配当金生活シミュレーション
続いて、1665の分配金で配当金生活をする場合のシミュレーションを行います。
このシミュレーションでのKDDIの配当利回りを0.95%と想定して、投資金額による年間の配当金金額を算出します(ただし税金を考慮せず、税引前の金額とする)。
シミュレーションの結果は以下の通りです。
投資金額 | 年間の配当金金額 |
100万円 | 9,500円 |
500万円 | 4万7,500円 |
1,000万円 | 9万5,000円 |
1,500万円 | 14万2,500円 |
2,000万円 | 19万円 |
2,500万円 | 23万7,500円 |
3,000万円 | 28万5,000円 |
3,500万円 | 33万2,500円 |
4,000万円 | 38万円 |
5,000万円 | 47万5,000円 |
6,000万円 | 57万円 |
7,000万円 | 66万5,000円 |
8,000万円 | 76万円 |
9,000万円 | 85万5,000円 |
1億円 | 95万円 |
1655のメリット
経費率が低い
ETFを保有する場合、保有している期間に経費(手数料)を支払う必要があります。
Bloombergによると、2024年8月8日時点での1655の経費率は価格の 0.03 %となっています。これは、経費率が低い傾向にある海外ETFと比較しても低い水準にあると言えます。
以下で、2024年8月8日時点での海外ETFの経費率の例を挙げてみました(Bloomberg参照)。
ETF | 経費率 |
QYLD | 0.61% |
PFF | 0.46% |
SPYD | 0.07% |
BND | 0.03% |
JEPI | 0.35% |
HDV | 0.08% |
VTI | 0.03% |
VIG | 0.06% |
QQQ | 0.20% |
このように、1655の経費率は他の海外ETFと比較して低い水準にあることが分かります。
ETFを長期的に運用していく上で、経費率はリターンにきな影響を及ぼす要因となるため、経費率の低さは大きなメリットとなります。
1655と同様に経費率が低い他の海外ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
少額投資ができる
ETFには最低売買単位というものがあります。最低売買単位とは、購入する上での最低単位数のことで、指定された口数以上を購入する必要があります。
2024年8月8日時点で、1655の最低売買単位数は10口となっています。これはつまり、1655を購入するためには最低でも10口を購入する必要があるということになります。
しかし、1655の価格は544.8円とかなり低い価格となっているため、仮に1655を10口購入するとしても約5,000円ほどで1655に投資をすることが出来ます。
このように、1655には少額投資をすることが出来るというメリットがあります。
自分で為替を行う必要がない
1655は、S&P500という米国株で構成される株価指数に連動するETFですが、取引は円で行われています。
そのため、1655を売買する場合は自分で為替を行う必要がないのです。
このことにより、投資初心者で為替に不安がある方でも比較的簡単に投資を行うことが出来ます。
リスク分散ができる
リスク分散とは、異なる業種や国の様々な銘柄の資産で少額づつ運用することで、資産全体の値動きを抑えることです。
銘柄や業種ごとにどのタイミングでどのように値動きするのかが異なるため、様々な銘柄で運用することで値動きを分散させて、リスクを逓減することが出来ます。
また、様々な国の銘柄で運用することによって、仮にその内の1つの国の景気が悪化した場合でも、それによるその国の資産価格の下落幅を抑えることが出来ます。
このように、リスク分散をすることで資産運用における価格下落リスクを抑えることが出来ます。
S&P500は米国の500銘柄で構成される指数ですので、1655に投資をすることで500の異なる銘柄に少額投資することが出来ます。
1655のデメリット
分配金利回りが低い
先述した通り、2024年8月8日時点での1655の分配金利回りは0.95 %となっていますが、これは他の海外ETFと比較して低い水準となります。
以下で、他の海外ETFの分配金利回りの例を紹介しておきます(2024年8月8日時点)(Bloombergで算出された数値を使用しています)。
ETF | 分配金利回り |
QYLD | 12.96% |
PFF | 6.12% |
SPYD | 4.61% |
BND | 3.65% |
JEPI | 6.28% |
HDV | 3.30% |
VTI | 1.49% |
VIG | 1.97% |
QQQ | 0.70% |
このように、TECLは他の海外ETFと比較して分配金利回りが低く、特にQYLDとは分配金利回りに約12%も差があります。
分配金利回りが特に高い海外ETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ!
S&P500に連動する他のETF
VOO
VOOも1655と同じくS&P500に連動するインデックス型のETFです。
SPXL
SPXLは、S&P500の3倍の運用成果を目指すレバレッジ型のETFとなっています。
そのため、価格の上昇面においてはSPXLは1655よりも大きなリターンが期待出来ます。
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