FIREは暇すぎる?FIREをするとやることがなくなる?そうなってしまう理由や、FIREを有意義なものにするために必要なことを解説します!
FIREとは?
FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。
具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。
FIREをする場合は、定年を迎える前に仕事を退職します。
価値観の多様化が進む近年において、FIREという生き方はますます話題に上がることが多くなっています。
FIREをすると暇すぎる・やることがない理由
FIREは、自分のしたいことにより大きな時間を費やすことが出来るようになる生き方であると捉えることが出来ます。
しかしながら、ネット上では「FIERは暇すぎる」「FIREをするとやることがなくなる」といった文言を見ることが多いです。
以下で、FIREが「暇すぎる」「やることがない」と言われる理由を紹介していきます。
仕事の時間がなくなる
FIREは、定年前に仕事を退職して資産運用で生活していくことを指します。
そのため当然、それまで仕事に充てていた時間はすべて自由時間となります。
これにより、一気に暇な時間が増えることになります。
一日の勤務時間を8時間とした場合、一日の内で仕事が占める割合は三分の一にも及びます。
これだけの自由時間が一気に増えるので、FIRE後に暇だと感じてしまうことが多いのです。
人間関係がなくなる
仕事をしている場合、仕事のある日は常に職場の同僚と接する機会に恵まれます。
そのため、会社終わりに飲み会に参加したり、休日に彼らと遊びに出かけたりすることが多くなります。
一方、FIREをするとそういった他人と接する機会が失われてしまいます。
また、会社が関係ない友人であったとしても、彼らも会社勤めであることが多いと考えられるため、頻繁に会うことは難しいでしょう。
このように、FIREをするとそれまであった人間関係が失われることになるため、他人に使う時間が自然と暇な時間になってしまうのです。
やりたいことがない
先述した通り、FIREをすると暇な時間や一人でいる時間が多くなります。
ですが、自分自身でやりたいことや追いかけたい夢がある場合は、そういった時間も必然的に埋まっていくことでしょう。
反対に、FIRE後の人生でやりたいことや目標が無い場合は、ただ暇な時間が増えるだけになってしまいます。
こうなってしまうと、FIRE前の生活よりもむしろ幸福感が薄れてしまう可能性があります。
規則正しい生活が送れなくなる
仕事がある生活の場合、毎日規則正しい生活を送ることを強いられます。
しかし、FIRE後はその必要がなくなります。
こうなると、自然と朝起きる時間や夜寝る時間が遅くなるなど、生活習慣の乱れが生じてしまうことが多いです。
特に、朝起きる時間が遅いと一日で出来ることが限られてしまうので、結果的に有意義な生活を送ることが出来なくなってしまうのです。
充実したFIRE生活を送るために必要なこと
以上が、FIREが「暇すぎる」「やることがない」と言われる理由の一例でした。
ですが、FIREをすると本当にそのようになってしまうのでしょうか。
ここから、FIRE生活がこのような暇な生活にならないために必要な2つのことを紹介します。
やりたいことを見つけておく
FIREをする前に、まずはFIRE後の時間を何に使いたいのかを考えておくことが重要となると考えられます。
先述した通り、FIREをしたとしてもやりたいことや目標・夢が無ければただ暇な時間が増えるだけになってしまいます。
こうなってしまうと、FIREをする前よりも充実した生活が送れなくなってしまう可能性があります。
そのため、FIREを目指すのであればまず初めにFIRE後に何をしたいのかを決めておくことが大切になるでしょう。
新しいことに触れる
FIREをすると、新しいことに触れる機会が減ってしまいます。
仕事をしていると、自分が好きか嫌いかは関係なく頻繁に新しい刺激に触れることになります。
一方、FIREをするともちろん仕事をすることはなく、資産運用だけで生活することになります。
資産運用には他人との関わりがなく、また新しいことに挑戦する機会にも恵まれなくなってしまいます。
このため、FIREをした後に「新しいことに触れる」方法について考えておくことも必要になるかもしれません。
FIREには充実した時間の使い方が重要
これまで解説した通り、FIREをすると「暇すぎる」「やることがない」となってしまうケースはあると考えられます。
しかし、FIREは自由な時間を獲得できる方法であるため、時間の使い方次第では充実した生活を送ることが出来ます。
そのため、FIREを目指す際は莫大な時間をいかに有効に使うのかについてしっかりと考えておくことが大切であると考えられます。
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