FXでFIREは出来るのか?FXのリスクや利益の種類と合わせて解説!

FIRE(不労所得で生きる)

FXでFIREをすることは出来るのか?

FXのリスクと合わせて初心者向けにわかりやすく解説します。

FIREとは

まずは、FIREについて説明します。

FIREというのは、「早期リタイア」「経済的自立」を意味する言葉です。

具体的に説明すると、若いうちに働いて稼いで貯金したお金を元本として、株などの資産運用で得られる利益(配当金や売却益)をもとに生活していくという生き方のことです。

ですが、FIREにも様々な種類があり一概に説明することは出来ないので、詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

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FXとは

続いて、FXについて解説します。

FXというのは投資の一種であり、異なる通貨を交換することにより利益を生み出す投資方法です。

それでは、FXでは具体的にどのような利益を得ることが出来るのでしょうか。

FXで得られる利益には、二種類あります。

為替差益

FXで得られる利益の一つ目は、為替差益です。

為替差益というのは、異なる通貨を交換したときの為替レートの変動によって得られる利益のことです。

為替レートというのは、異なる通貨の交換比率のことで、例えば1ドル=100円といったように、1ドルは何円に交換出来るのかを示します。

FXでは、この為替レートの変動を利用して為替差益を狙います。

為替差益は、円安時・円高時の両方で得ることが出来ます。

(ドル高)円安時

ドル高円安とは、ドルに対して円の価値が下がっている状態のことをいいます。

例えば、為替レートが1ドル=100円だったのが1ドル=120円になったとき、1ドルを買う(に交換する)のに100円だけが必要だったのが、120円必要になったため、この場合円の価値が下がったと言えます。

この状態を、円安といいます。

ドル高円安時には、保有しているドルを売って円に交換することで利益を得ることが出来ます。

例えば、為替レートが1ドル=100円のときにいくらかドルを買っていたとします。

そして、円安が進んで1ドル=120円になったときに、買ったドルを売ったとします。

このとき、1ドルを買うのに100円を交換していたところ、1ドルを売ることで120円を手に入れたため、1ドルあたり20円の利益を得たことになるのです。

(ドル安)円高時

ドル安円高とは、ドルに対して円の価値が上がっている状態のことをいいます。

例えば、為替レートが1ドル=120円だったのが1ドル=100円になったとき、1ドルを買う(に交換する)のに120円が必要だったのが、100円だけで済むようになったため、この場合円の価値が上がったと言えます。

この状態を、円高といいます。

ドル安円高時には、円を売ってドルを買うことで利益を得ることが出来ます。

例えば、もともと為替レートが1ドル=120円だったのが、円高が進んで為替レートが1ドル=100円になったときに、ドルを買ったとします。

そして、円安が進んで1ドル=120円になったときに買っていたドルを売れば、ドル高円安時でも説明した通り、1ドルあたり20円の利益を得ることが出来ます

スワップポイント

スワップポイントとは、異なる通貨の金利差に応じて得られる利益のことです。

金利というのは、投資金額に対しての、支払われる年間の利息の割合です。

例えば、一万円分の債券を購入して、それによって年間で支払われた利息の金額が100円だった場合、金利は、100÷10,000×100=1%となります。

そして、この金利というのは国によって異なります

交換する通貨の国同士の金利差に応じて得られる利益をスワップポイントといいます。

具体的には、低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うことで、その金利差がスワップポイントとなります。

例えば、日本の金利が1%で、米国の金利が5%である状態で、日本円を米ドルに交換するとします。

このとき、米国の金利の方が日本の金利よりも金利が4%高いため、この金利差4%分のスワップポイントを得ることが出来ます。

なお、金利差に応じてどれくらいのスワップポイントが得られるのかは、FX提供会社によって異なります。

FXのリスク3選

続いて、FXのリスクを紹介します。

為替変動リスク

先ほど、為替で利益を得ることが出来ると説明しました。

しかし、反対に為替の影響で損失を出してしまう可能性があります。

ドル高円安が進むと、ドルに対する円の価値が下がるため、ドルを買うのにより多額の円が必要になります。

そのため、ドル高円安時にドルを買い、その後ドルを円に交換した時に、ドルを買うために交換した円>ドルを交換して得た円となる可能性があります。

また、反対にドル安円高が進むと、ドルに対する円の価値が上がるため、ドルを交換したときに得られる円が少額になってしまいます

そのため、ドル高円安時にドルを売ってしまうと、ドルに交換した円>ドルを交換して得た円となる可能性があります。

このように、通貨を交換するタイミングを誤ってしまうと最終的に手元のお金が元本の円よりも少額になってしまうことがあるのです。

スワップポイントリスク

低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うことで、両通貨の金利差に応じてFX提供会社からスワップポイントを得ることが出来ます。

しかし、逆に高金利の通貨を売って低金利の通貨を買ってしまった場合、両通貨の金利差に応じてFX提供会社にスワップポイントを支払わなければなりません

そのため、通貨の交換を行う際は為替に加えてその国の金利の状況も考慮する必要があります。

レバレッジリスク

通常、投資では自分が持っているお金を使って株などの資産を買います。

しかし、FXでは証拠金を用いて取引を行います。

証拠金とは、取引の担保となるお金です。

FXでは、証拠金を口座に預けることによって、証拠金以上の金額を取引することが出来ます

証拠金の何倍の金額で取引したかを、レバレッジという表現を用いて表します。

例えば、為替レートが1ドル=100円のときに、10万円を証拠金として預けたとします。

この場合、5000ドルの取引(レバレッジ5倍)をしたり、20000ドルの取引(レバレッジ20倍)の取引をすることが出来ます。

適応できるレバレッジは最大で25倍なので、証拠金の25倍の金額まで取引することが出来ます。

このように、FXでは所持金よりはるかに大きい金額の取引をすることが出来るため、よりより大きな利益を出しやすくなります。

しかしその場合、反対に為替や金利の状況によっては莫大な金額の損失を出してしまう可能性もあります

これがレバレッジリスクです。

FXはFIREには向いていない?その理由は?

それでは、FXはFIREには向いていないのでしょうか。

以下で解説していきます。

FIREでは長期的な運用が必要

FIREでは、長期的な運用が必要になります。

なぜなら、FIREをして仕事を辞めてしまうと、資産運用の運用益のみで生活をしていく必要があり、かなり多額の資産を形成する必要があるからです。

そのため、FIREを目指すのであれば長期的かつ着実に利益を出していける資産運用を行うべきです。

FXでは、為替と金利の両方が利益に直結するため、リスクが高めです。

そのため、長期的な運用として考えると難しいかもしれません。

リスクが低く着実に利益を上げていける資産運用としては、米国株インデックスが挙げられます。

米国株インデックスについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

【FIRE】4%ルールには米国株インデックス!おすすめな理由は?

なるべくリスクを小さくする

上記した通り、FIREを達成するためには長期的に利益を出していく必要があります。

FXでは、レバレッジ効果によって想定外の損失を出し、一気に資産を減らしてしまう可能性があります

一度大きな損失を出してしまうと、その損失を取り戻すためにより長期間資産運用を続けなくてはなりません

また、資産が減るということは、投資に回す元本が減ることでもあるため、得られる利益も小さくなってしまいます

そのため、FIREをするのであれば低リスクな運用の方が良いと思われます。

自動売買で大損する可能性も

FXでは自動売買取引を行うことも出来ます。

自動売買取引というのは、機械によって自動的に通貨が売買される取引のことです。

事前に設定をしておおくことで、手を加えなくても機会が勝手に取引をしてくれます。

自動売買では、専門的な知識がいらず、また常に為替の状況などに注視しておく必要がないといったメリットがあります。

しかし、事前の設定が難しかったり、詐欺にあったりする可能性もあります

また、自動取引であったとしても、レバレッジ効果の影響で大きな損失を出してしまうこともあります。

【結論】FIREにおすすめは米国株インデックス

結論として、FXはFIREを目指す上で最適な投資とはいえないでしょう。

低リスクで着実に利益を出すのであれば、米国株インデックスがおすすめです。

米国株インデックスについて詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

【FIRE】4%ルールには米国株インデックス!おすすめな理由は?

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