【徹底比較】2244とNASDAQ100指数を比較!運用成果が良いのは?

2244 投資信託

2244とNASDAQ100指数を徹底比較!運用成果が優れているのは?2244のデータやリスク・注意点など、初心者向けにわかりやすく解説します!

2244とは

2244は、Global X Japanが運用するETFで、正式名称をグローバルX US テック・トップ20 ETFといいます。

2244はインデックス型のETFに分類され、FactSet US Tech Top 20 Indexと呼ばれる株価指数に連動します。

ETFについての詳しい解説は以下の記事で行っています。

FactSet US Tech Top 20 Indexとは

FactSet US Tech Top 20 Indexは、NASDAQ100(ナスダック100)指数の構成銘柄のうち、テクノロジー関連銘柄の中で時価総額の高い20銘柄で構成される株価指数です。

NASDAQ100指数は、NASDAQ100(ナスダック100)指数は、米国を代表する株式市場であるNASDAQ市場の時価総額上位100銘柄(金融セクターを除く)で構成される株価指数です。

NASDAQ100指数の特徴としては、テクノロジー・情報技術系の業種が中心となっている点や、新しい企業の株式を積極的に取り入れる傾向にあるといった点が挙げられます。

また、テクノロジー関連銘柄とは、電子機器や精密機械、半導体といったような高度で最先端な技術(ハイテクノロジー)を要する事業を展開する企業の株式を指します。

2244の基本的なデータ

ではまず、2244の基本的なデータを見ていきます。

なお、以下で用いる2244の価格/分配金利回り/コスト/トータルリターンの情報はBloombergを参照しています(2024年11月8日時点)。

価格

最初に、2244の価格を見てみます。

2024年11月8日時点で、2244の価格は2,351.00円となっています。

2244は日本円で取引されるETFであるため、売買の際に為替を行う必要がありません。

コスト

続いて、コストを見ます。

ETFを運用する際、経費と呼ばれる手数料を支払う必要があります。ETFの価格に対する経費の割合を経費率といいます。

現時点で、2244の経費率は0.38%となっています。これは、ETFに関していえばあまり低い水準であるとはいえません。

以下の記事で、経費率が特に低いETFについて解説しています。良ければ合わせてご覧ください!

リスク分散効果

最後に、リスク分散効果についてです。

リスク分散とは、異なる業種や国の様々な銘柄の資産で少額づつ運用することで、資産全体の値動きを抑えることです。

2244は、NASDAQ100指数の構成銘柄のうちテクノロジー関連銘柄の20銘柄のみに投資をします。これは、他のETFと比較してかなり少ない銘柄数です。

このため、2244全体の価格は一つ一つの構成銘柄の価格変動の影響を受けやすいと考えられることから、値動きが安定しにくい場合があります。

このことから、2244に投資をする際はリスク分散に注意をする必要があります。

2244とNASDAQ100指数を比較

それでは、2244に投資をするのと、NASDAQ100指数全体に連動するETFに投資をするのではどちらの方がいいのでしょうか。

今回、NASDAQ100指数の運用成果を示すために、NASDAQ100指数全体に連動するインデックス型のETFとしてQQQを2244の比較対象に用います。

以下で、2244とQQQの一年間のトータルリターンを比較します。トータルリターンとは、ETFの分配金に、ETF価格の上昇による売却益(キャピタルゲイン)などを加えた総合的な利益のことです。

2244※¹62.86%
QQQ※²37.87%
※¹ 「Bloomberg Global X US Tech Top 20 ETF」(2024年11月8時点)を参照。 ※²「Bloomberg インベスコQQQトラスト・シリーズ1」(2024年11月8日時点)を参照。

以上の通り、トータルリターンの面では2244の方がQQQよりもかなり優れていることがわかります。

この理由としては、2244はNASDAQ100指数の中でも成長度合いが比較的大きいテクノロジー関連銘柄への投資に専念していることが挙げられます。

このことから、2244はNASDAQ100指数よりも大きいリターンが期待できるETFであるといえます。

2244に投資をする際の注意点

以上で、2244がNASDAQ100指数よりもリターン面で優れているという結論に至りました。

しかし、2244に投資をする際にはいくつかの点に注意する必要があります。

値動きが大きくなる可能性がある

2244は、NASDAQ100指数の構成銘柄のうちテクノロジー関連の20銘柄のみを対象としています。

これによってより大きなリターンが期待できる反面、構成銘柄の少なさからETFの値動きが大きくなってしまうことが考えられるように、リスク分散効果に疑問が残ります。

そのため、2244への投資の際には、他の指数に連動するETFにも投資をする、もしくはETF以外の金融資産にも投資をすることでリスク分散効果を高めることが重要になります。

企業の破綻によるダメージが大きい

構成銘柄の企業が破綻してしまった場合、その銘柄の価値はゼロになってしまいます。そうなると当然、ETF全体の価値もその分下がります。

2244の構成銘柄は少ないため、構成銘柄の企業の破綻によってより大きな影響を受けることが予想されます。

2244の構成銘柄は時価総額の高い大型株が多いですが、だからといって発行体の企業が破綻するリスクはゼロではありません。

そのため、2244に投資をする際は、構成銘柄の直近の株価変動や発行体の企業の業績などにも注意をしておく方が良いでしょう。

【結論】2244は高リターンが期待できるETFだがリスクもある

以上の通り、2244はNASDAQ100指数全体に連動するインデックス型のETFよりも高いリターンが期待できるETFだということがわかりました。

ですが、先述の通り2244の運用にはリスクも伴うため、以上で挙げたような注意が必要になります。

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