1545と2631を比較!NASDAQ100指数に連動する2つのETF

1545-2631 投資信託

1545と2631を比較!NASDAQ100指数に連動する2つのETFを様々な項目で比較して、投資をするならどちらの方が良いのかを解説します!

1545と2631とは

1545と2631は、どちらもNASDAQ100(ナスダック100)指数に連動するインデックス型のETFです。両者の詳細情報は以下の通りになります。

15452631
正式名称NEXT FUNDS NASDAQ-100 ®連動型上場投信MAXISナスダック100上場投信
運用会社野村アセットマネジメント三菱UFJ国際投信
連動指数NASDAQ100(ナスダック100)指数NASDAQ100(ナスダック100)指数

以下で、1545と2631のデータを比較していきます。

NASDAQ100(ナスダック100)指数について

NASDAQ100(ナスダック100)指数は、米国を代表する株式市場であるNASDAQ市場の時価総額上位100銘柄(金融セクターを除く)で構成される株価指数です。

NASDAQ100指数の特徴としては、テクノロジー・情報技術系の業種が中心となっている点や、新しい企業の株式を積極的に取り入れる傾向にあるといった点が挙げられます。

また、テクノロジー関連銘柄とは、電子機器や精密機械、半導体といったような高度で最先端な技術(ハイテクノロジー)を要する事業を展開する企業の株式を指します。

1545と2631を比較

では、ここから1545と2631を様々なデータをもとに比較していきます。

また、以下で使用する価格/分配金利回り/経費率/トータルリターンの情報は、アメリカの大手情報サービス会社Bloomberg(2024年11月26日時点)を参照しています。

価格

まず、価格を比較します。

15452631
価格32,340.00円22,990.00円

価格は、2631の方が1545よりも低くなっています。

そのため、2631の方が1545よりも少額投資に向いていると考えられますが、どちらもあまり低い価格とはいえません。

分配金利回り

続いて、分配金利回りを比較します。

15452631
分配金利回り0.41%0.45%

ご覧の通り、両者の分配金利回りにそこまで大きな差は見られません。

また、どちらも他のETFに比べると分配金利回りがかなり低くなっています。そのため、高いインカムゲインを狙って投資をする場合はあまりおすすめできないでしょう。

経費率

次に、コストです。

ETFを運用している間は、経費と呼ばれる手数料を支払う必要があります。ちなみに、ETFの価格に対する経費の割合を経費率といいます。

15452631
経費率0.20%0.20%

現時点では、両者の経費率はまったく同じです。そのため、1545と2631のどちらに投資をするのか検討している場合は、経費率について考える必要はないでしょう。

しかしながら、0.20%は経費率としては少々高い水準にあります。以下で、経費率が低いETFについて解説しているのでぜひご覧ください!

トータルリターン

続いて、1年間のトータルリターンを比較します。

トータルリターンとは、分配金だけでなくETFを売却した際に得られる利益(売却益)を含めた総合的なリターンを指します。

15452631
1年間のトータルリターン35.51%35.29%

ご覧の通り、両者のトータルリターンにあまり差は見られませんでした。同じ指数に連動するETFなので、当然の結果といえるでしょう。

流動性

最後は、流動性です。流動性とはETFの売買のしやすさのことを意味します。

両者の流動性を比較する上で、一日の取引口数を比較します。一日の取引口数が多いほど、そのETFを売りたい人・買いたい人が多いということなので、必然的に売買がしやすくなります。

以下が、2024年11月26日の1545と2631の一日の取引口数になります。

15452631
一日の取引口数※¹15,961口※²12,581口
※¹※²日本経済新聞 2024年11月26日(火) を参照

1545の方が2631よりも取引口数が多いため、1545の方が流動性が高いといえます。

特に、長期的な保有というよりは短期・中期的な保有を考えている場合は、頻繁に売買がしやすいと思われる1545の方が良いと考えられます。

【結論】1545と2631はどっちがいいのか?

ここまで、1545と2631を比較してきましたが、実際に投資をするのであればどちらの方が優れているのでしょうか。

以下で、今回の比較を考慮して1545と2631に向いている投資家の特徴をまとめました。

1545に向いている投資家の特徴
 短期・中期的な運用を考えている
2631に向いている投資家の特徴
 なるべく少額で投資をしたい

1545と2631はどちらもNASDAQ100指数に連動するETFであるため、本質的にはあまり違いがありません。

両者のどちらに投資をしようか迷っている場合は、参考にしてみてください。

1545と2631に投資をするの注意点

最後に、1545と2631に投資をする際の注意点を紹介しておきます。

リスク分散

リスク分散とは、1つの資産だけに投資をするのではなく、様々な銘柄や業種、国の資産に分けて投資をすることを指します。

投資資金のすべてを1つの銘柄に投資した場合、もしその銘柄の価格が大幅に下落してしまうと大きな損失となってしまいます。

しかし、分散投資をすることでたとえ1つの銘柄の価格が急落しても、投資全体での損失を少なく抑えることが出来るのですそのため、投資をする上で分散投資を心がけることは非常に重要なこととなります。

1545と2631はNASDAQ市場の時価総額上位100銘柄(金融セクターを除く)で構成されますが、これだけだとリスク分散が十分であるとはいえない可能性があります。

そのため、以下のことを気を付けることによってリスク分散効果を高めることがおすすめされます。

・NASDAQ100指数以外に連動するETFにも投資をする
・ETF以外の金融資産にも投資をする


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