VGTに将来性はある?情報技術セクターに投資をするETFについて解説

vgt 投資信託

VGTに将来性はある?情報技術セクターに投資をするETFであるVGTから将来的なリターンは期待できるのか?VGTの詳しい情報を紹介しながら初心者向けにわかりやすく解説します!

VGTとは

VGTは、バンガード社が運用するETFで、正式名称をバンガード米国情報技術セクターETFといいます。

VGTはインデックス型のETFであり、連動指数はMSCIインベスタブル・マーケット・情報技術インデックスとなっています。

以下で、VGTについての詳しい情報や、VGTに将来性があるのかについて解説していきます!

なお、ETFについての詳しい解説は以下の記事で行っているためぜひご覧ください。

MSCIインベスタブル・マーケット・情報技術インデックス

MSCIインベスタブル・マーケット・情報技術インデックスは、米国株のうちの情報技術セクターに属する銘柄で構成される株価指数です。

情報技術セクターとは、情報技術関連の事業を展開する企業の銘柄のことを指します。情報技術セクターの他には、エネルギー、素材、資本財・サービス、一般消費財・サービス、生活必需品、ヘルスケア、金融、電気通信サービス、公益事業といったセクターがあります。

近年AIの発展が著しいことから、情報技術分野の需要はこれからますます高まっていくことが予想されます。

そのため、この指数に連動するVGTはこれからの運用成果が期待されるETFであるといえるでしょう。

セクターETFの特徴

VGTは情報技術セクターに絞って投資をするETFであり、このようなセクターを限定して投資をするETFをセクターETFといいます。

セクターETFの特徴としては、特定の業種の銘柄に少額づつ投資をすることができることが挙げられます。

また、ある業種が将来的に伸びると考えられた際にそのセクターETFに投資をすることで大きなリターンが期待できます。

VGTの上位構成銘柄

続いて、VGTの上位構成銘柄を紹介します(2024年11月29日時点でのBloombergを参照)。

銘柄割合
アップル16.08%
マイクロソフト13.98%
エヌビディア13.93%
ブロードコム4.58%
オクラル1.81%
セールスフォース1.71%
アドバンスド・マイクロ・デバイセズ1.71%
アドビ1.51%
アクセンチュア1.43%
シスコシステムズ1.39%

ご覧の通り、VGTの上位構成銘柄には世界的に事業を展開するメガ企業が名を連ねています。

特に、上位3銘柄であるアップル・マイクロソフト・エヌビディアだけでVGTの構成銘柄の50%以上を占めています。

VGTのメリット

次に、VGTに投資をするメリットを紹介します。

将来的な成長が見込める

VGTは、情報技術分野への投資に特化したETFです。

先述の通り、AIの急速な発展に伴って情報技術分野の需要はさらに高まっていくと考えられます。

また、それと同時に情報技術分野の銘柄の株価も上昇していくことが予想されます。

そのため、情報技術分野の銘柄で構成されるVGTに投資をすることで、将来的に大きなリターンを得ることが期待されます。

トータルリターンが大きい

トータルリターンとは、分配金などに売却益といったリターンを加えた総合的なリターンを意味します。

2024年11月29日時点において、VGTの1年間のトータルリターンは35.61%となっています(Bloombergを参照)。

これはつまり、VGTに投資をすれば1年後には価格の約35%のリターンを得ることができるということです。

このように、今後の成長が見込まれるVGTからはかなり大きいリターンが期待できることがわかります。

リスク分散ができる

リスク分散とは、異なる業種や国の様々な銘柄の資産で少額づつ運用することで、資産全体の値動きを抑えることです。

銘柄や業種ごとにどのタイミングでどのように値動きするのかが異なるため、様々な銘柄で運用することでリスクを逓減することが出来ます。

また、様々な国の銘柄で運用することによって、仮にその内の1つの国の景気が悪化した場合でも、それによる資産価格の下落幅を抑えることが出来ます。

現時点でVGTの構成銘柄数は314となっており、かなり多くの銘柄が含まれていることがわかります。

VGTに投資をするだけで自動的にリスク分散を行うことができるため、このことはVGTの大きなメリットとなります。

VGTのデメリット

インカムゲインが少ない

VGTのデメリットとして、インカムゲインが少ないことが挙げられます。

実際、2024年11月29日時点でVGTの分配金利回りは0.59%となっており(Bloombergを参照)、他の海外ETFと比較してかなり低いと考えられます。

しかしながら、キャピタルゲイン(売却益)は大きいことから、インカムゲインが少ない場合でもトータルリターンとしては大きいです。

そのため、将来的な資産価値の上昇を目的として投資をする場合はあまり大きな問題とはならないです。

分配金利回りが高いETFについては以下の記事で紹介しているので、ぜひ一緒にご覧ください!

コストが大きい

VGTの2つ目のデメリットは、コストが大きいことです。

ETFを運用する場合、経費と呼ばれる手数料が発生します。ETFの価格に対する経費の割合を経費率といいます。

現時点でVGTの経費率は0.10%となっている(Bloombergを参照)のですが、これはETFの中では高い水準であると考えられます。投資額が大きくなるほど、経費率の高さによる負担は大きくなってしまいます。

コスト面で優れているETFについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください!

VGTに将来性はあるのか

結論としては、VGTの将来性は高いと考えられます。その理由としは、以下が挙げられます。

・AIの進歩により、情報技術分野は今後ますます発展していくことが予想される
・運用会社が世界で有数

先述の通り、情報技術分野の需要は今後ますます高まっていくと考えられます。それに伴って、情報技術分野の事業を展開する企業の業績も右肩上がりになることが予想されることから、VGTの価格も上昇することが期待されます。

また、VGTを運用するバンガード社は世界で有数のETF運用会社となっているため、運用会社の破綻を心配する必要はありません。

情報技術分野への投資を考えている場合、VGTはおすすめのETFであるといえるでしょう。

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